新iMac(M1)があまりお勧めできない理由。ダサい?性能比較は?

新imac 2021

新 iMac が新チップ「M1」搭載で発売されました。

筆者の周りではかっこいいと評判ですが、個人的にデザインは好みではありません。スペックも微妙です。

新iMacがおすすめできない理由を結論からのべますと

1.統一感がなくなったデザイン

2.性能がノートと同じ。

3.他PCと比べて高い

の3点です。

お金が有り余ってるMac信者にはお勧めですが、これからMacに乗り換えようとするクリエイティブ派はちょっと待ったほうがいいです。
筆者の周りにRTX2070搭載PCからMacに乗り換えて絶賛後悔中の方がいます。新iMacはグラボもメモリも後付けできませんので、クリエイティブ活動やゲームなどをする方には全くおすすめができません。

 

お勧めできない理由「統一感を捨てた異形系統のデザイン?」

iMacは2007年あたりからずっと製品統一のデザインでした。下記画像が2007年モデル。この頃からフルモデルチェンジしてます。

imac 2007

そして、下記が2020年モデル。同じようなデザインでしょ?
多少縦横が変わっていたり、時代に合わせて薄型化したりしてますが、基本的に同じ系統です。

imac 2020年モデル

これは、見ての通り iPad iPhone との「デザイン統一」がテーマで、単体デザイン的にも洗練された素晴らしさがありました。
13年間このデザイン思想は崩れることなく、今に至っていました。

それがこのデザインに変更ですよ。

新imac 2021

個人的には、ダサって思ってしまいました。

ベゼルレスが流行っている時代に、ベゼルがなんともダサい。従前のiMacももちろん同じくベゼルは太いですが、それは統一デザインで巧妙に隠れていたというか、気にならないデザイン性がありました。

個人的にデザイン変更あるとしたら「Apple Pro Display XDR」のような感じになるのかと思っていました。

Apple Pro Display XDR

 

最近のPCディスプレイといえば、外装を覆うベゼルの薄い「ベゼルレス」が流行っています。もう太いベゼルを見るとそれだけで「業務用」や「古い」感じがしてしまいます。たとえば、下記のような2万円程度で買える低価格ラインの27インチモニタですら、ベゼルレスです(完全にベゼルがないわけではないのでスリムベゼルとも呼ばれます)。

 

家に置くし、ディスプレイの後ろは余裕もあるし、無理に薄型にしなくてもねぇ、って思うんですが。

なんだか、新iMacは個人的には配色も含めて、あまり好みではありません。2007年にフルモデルチェンジしてからすでに14年も経過していることから心機一転なのかもしれませんが、今後のiPadやiPhoneどうしていくんだろ?って思いますね。まぁ、スマホやタブレットはもうデザインが進化の余地がない気もしますが。

5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)でもダサいと話題です。
「新iMacダサすぎて草WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW」

 

お勧めできない理由「性能スペックがノートと同じ」

新IMacに搭載される「M1」と呼ばれるCPUは、Macbookのものと同じです。性能に差はありません。なので、性能の差は購入時に選択するメモリやSSDの差くらいです。ちなみにiMacを購入される際はメモリが16GBのものにしましょう。メモリは多いほどいいですが、いまは16GBが一般的です。Mac商法下では後のカスタマイズができないので、安いからといってメモリやSSDをケチると後で痛い目を見ます。

 

 

さて、Appleが誇る「M1」チップですが、下記がCore-i7の最上位である「k」付きと比べた場合の比較は下記の通り。

Cinebench R23(SingleI)
Apple M1 (1514点)
Core-i7 10700k(デスクトップCPU)  (1309点)
Core-i7 10750h(ノートCPU)  (1174点)

Cinebench R23(Multi)
Apple M1 (7760点)
Core-i7 10700k  (12678点)
Core-i7 10750h(ノートCPU)  (7314点)

 

これを見るに、M1はi7~i5程度のスペックと考えていいでしょう。シングルスレッドが強いので実作業では多少M1のほうが勝っている気もします。
ただし、これはCPU単体での結果。グラフィックボードを加味した比較ですと、M1がもう圧倒的劣勢です。

FP32 Performance in GFLOPS
Apple M1 (2290点)
GeForce RTX2070  (7465点)

 

グラフィックボードとはグラフィック関係を処理するPCパーツのことです。これをつけることでグラフィック能力が上がります。ゲームのほか画像・映像制作等のクリエイティブ活動でも役立ちます。

 

M1のMacにはグラボがつけられません。

したがって、グラボを必要とするシーンではマックを選ぶべきではありません。

ゲームはそもそも対応ゲームが少ないですしグラボがないと話になりません。Mac勢でゲーム派は少ないでしょうが、クリエイティブ活動する人は多いでしょう。高度なクリエイティブ活動をする人はグラボ搭載PCを使っていると思いますが、そういう人は新iMacに乗り換えた瞬間後悔することでしょう。自分のPCにグラボが搭載されているか気にしていない人も少なくないと思いますが、乗り換えようと考えているクリエイティブ派はいったん立ち止まって冷静に判断しましょう。M1Macはグラボが搭載できません。いまのとこ。

 

とりあえず、頭脳のM1はMacbook・iMacともに性能同じですので、だったらば、外にも持ってける機動性のあるMacbookを買ったほうがいと思いますが。大きな画面が欲しければ家では外部モニタにつなげるなどしたほうが快適です。

 

 

筆者個人的には、新iMacは「デザインダサい・性能もいまいち、さらには高い」のでお勧めしません。ゲーミングノート(外用)と外部モニタ(家用)のほうが幸せになれると思いますよ。

タイトルとURLをコピーしました