50万円の格安中古車を買うとすぐ壊れて修理代がかかるのか?

格安中古車は買うべきではないのか?

検索していると面白いものを見つけました。
以下のようなみんな大好きヤフー知恵袋の質問&回答です。

50万くらいの中古車を買うと、すぐどこかしらが壊れ修理代がかかり、長い目でみると新車を買うのと大差なかったというはめになることも多い... - Yahoo!知恵袋
50万くらいの中古車を買うと、すぐどこかしらが壊れ修理代がかかり、長い目でみると新車を買うのと大差なかったというはめになることも多いですか?

「50万円くらいの中古車を買うと、修理代とかかかって、結局新車買うのと大差ないのか?」

という質問に対して、多くの回答が寄せられていました。回答の多くは

「外車ならヤバいけど、国産ならまぁ大丈夫」

という感じでした。

 

当社としても同意です。安い中古車でも全く問題ありません。国産車は結構もちます。

外車はやはり壊れやすいですが、国産車は適切にメンテして乗っていけばかなりの長い間乗っていられる感じです。商用車なんて100万キロとかですしね。

オイル交換を半年に一度はきちんとして、不具合を感じたら早めに対処する(パーツを取り換えていく)。をしていけば長く安全に乗れます。

ほったらっかしで一切何もしたくないという方は、そもそも中古車を選ぶべきではないでしょう。中古車は安く買える半面、古くはなっているのでいたわって付き合っていく必要があります。

 

外車はやはり壊れます

外車はやはり年壊れるというか年数次第で劣化が激しい感じです。それをもって故障しやすいという評価を受けているように見受けられます。

なぜ、外車が劣化しやすいかといえば、日本の気候が厳しいからです。
夏はものすごく暑く湿っており、冬は寒くものすごく乾燥します。さらには東西南北それそれで気温も湿度も日中寒暖差も違ってきます。この日本の豊かな四季は、実はプロダクト(機械製品)にとっては結構過酷な環境なのです。

車は主は金属でできていますから、そのつなぎ目にはゴムパーツが多く使われ、加えてプラ樹脂なども多く使われています。それらが日本の厳しい気候によって劣化を促進させ、ひいては故障につながるのです。

むかしから内装のベタベタ・天井剥がれなどは有名です。接着剤やゴムパーツが加水分解を起こし崩壊するからです。外国車の母国ではそれほどでなくても、日本の気候は驚くほどのスピードで製品を劣化させます。NIKEのビンテージシューズなども外国では大丈夫でも日本ではソールが崩壊してしまうのは有名です。

機械部でもそれを構成するゴム・プラパーツが劣化すれば機械の役割を果たせなくなる=故障する、という状態になります。金属自体も膨張収縮を繰り返すことで金属疲労を蓄積させて強度不足に陥り崩壊したりします。

そもそも日本という遥か東方世界の果てファーイーストの国を前提に外車は作られていません(むしろ眼中にないでしょう)。ゆえに「外車は壊れやすい」状態に陥るのです。

地図

敗戦後、日本車が世界で売れたのは日本の厳しい四季を前提として作られたプロダクトが丈夫(壊れにくい)だからであったからというのが一因にあります。

国産車は割と丈夫です

自動車業界では長らく「車は10年10万キロまで」と言われ続けてきました。いまでも新車ディーラー営業のセールス常套句でしょう。これはもうマイカー普及の昭和40年代から言われている言葉ですが、いまだに言われ続けています。もう21世紀もだいぶたったんですけどねぇ。

いまどき普通にちゃんとメンテしてれば10万キロくらいで車は壊れないし、だいたいにして1年で1万キロ走るという自動車業界の長年変わらない想定もどうかと思います。実際の調査では平均年間4,000キロくらいです。毎日走っても11km足らず。実際そんなもんでしょう。

なので、古い車でも距離走ってる車でも割と大丈夫です。ネットでさがせば10万キロを超えて愛車を乗り続けている人の情報など山のようにあります。

中古車購入にあたっては、注意が必要な車も当然あります。

中古車屋をやっていて、仕入れでいろんな車の情報に触れますと、ヤバい車の情報を見ることも多々あります。ひどい事故車・ひどい故障車・ろくにメンテされてこなかったであろう車などなど、状態が非常に悪い車たちです。そういう車でも値段次第で落札され誰かの手元にわたっています。

そういう車を買った業者はどうしているのでしょう?きちんと直して売ればいいのですが、きちんと直したら相場に合わない車になります。そういう車がヤフオクやメルカリで販売されていることも多々あります。

DIYである程度は自分で直せるという方は最安値の車を買うのもいいでしょう。ヤフオクやメルカリで買うのもアリでしょう。

普通の人は「最安値」には手を出してはいけません。ちゃんとした「中価格帯」の中古車を狙いましょう。グーグルの評判を見て、実際に店舗に行って車と人を見て、そうして判断しましょう。ポータルサイトの評判はあてになりません。だって悪い口コミは消せるから。

安物買いの銭失いという言葉があります。安さの中にも「高いから安いい」までいろいろあるので、DIYできない方は最安値は避けましょうね。

きちんとした車であれば50万以下でもまったく問題ありません。だって当社自身がちゃんとした50万円以下中古車を売ってますから。

 

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