3万円台でゲーミングPCを自作するプラン
結論から言いますと、中古パーツ集めてOS無で3万円台、OS込めて4万円台。新品パーツ集めると59,157円になりました。
よくある激安自作PCプランはしれとOS無で最低価格を出しますが、やっぱりWindowsがパッケージ版で2万ほど、DSP版で1.5万円ほど(2020/01末現在)しますので、そこがたいへん。
まともにOS買ったらその分コストが上乗せされるため、あやしい業者のヤフオクPCなどはあやしいWindowsライセンスや法人ボリュームライセンスを違法に使っているのでしょう。
WEB閲覧ならLINUXのUbuntoでChrome入れれば問題ないですが、ゲームをしたり動画編集をソフトで行おうとするとやはりWindowsが必要です。やすくしてくれないかな。
ゲーミングPCなのにi3でだいじょうぶなの?
ご安心ください。ゲーミングPCと名乗るからにはCore i3ではダメなんじゃないの?と思われるかもしれませんが、Core i3-9100は中程度であればゲーミングにも耐えうる名機なのです。
Core i3-9100fは4コア/4スレッド・定格クロック3.6GHz/最大4.2GHzとなっており、なかなかのスペックを持っています。オーバークロック(OC)対応チップセットのマザーボードと合わせると強力です。
従来の格安自作ゲーミングPCといえば「pentium gold g5400」でしたが、現状ではi3-9100fと価格に差がなくなってきています。それじゃぁスペックの良いi3-9100fのほうが断然いいじゃないかとなるわけです(コア倍だもんね)。所詮、i3-8100のリネーム品だろ、OCしてるだけだろ対応してないマザーにつけると同じだろ、という声もありますが、性能はややi3-9100fが上ですし、現時点では3-8100のほうが値段が高いんですよね。
なので、今回はCore i3-9100fで最安自作を目指します。
グラボはGTX1650やRX570まであたりのミドルクラスが性能フルで出せて、それ以降はボトルネックになってしまい、伸びはあるものの性能的にCPUが足を引っ張ってしまうようです。とりあえず激安で構成しておいて、あとから安くなった時期を見てCPUやグラボ買い替えるとよいと思われます。
さて、
「中古パーツ寄せ集めバージョン構成」と、「新品パーツ最低限構成バージョン」、「理想パーツ構成バージョン」を作りました。
それぞれのパーツが今後値上がりするとは思えないため、本記事執筆以後はもっと安く作れる可能性があります。どちらにしてもゲームはそれなりに遊べる仕様です。ごらんください。
【中古構成】Core i3-9100f・格安ゲーミングPC自作
パーツ構成は以下の通り。
CPU | Intel Core-i3 9100F(中古) | 8,750 |
マザボ | ASRock B360M Pro4 B360(中古) | 5,750 |
メモリ | DDR4-2133 16GB (8G×2)(中古) | 5,360 |
グラボ | MSI Radeon RX 570 ARMOR 4G(中古) | 7,480 |
電源 | 80PLUS BRONZE 500W (中古) | 2,460 |
ケース | Thermaltake Versa H18(新品) | 3,144 |
OS | DSP Windows 10 home 64Bit J + 2.5インチSSD120GB セット | 14,380 |
47,324円 |
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ほぼほぼ中古。なるべく安いの探しましたが、とりあえずこんなところ。とくに激安セールということもないので、探せばこれに近い感じで組めるはず(2020/01末現在)。グラボだけ相場より安いの見つけられたかな。この価格にプラス送料がかかると思われるのでそこは注意。ちなみにこれはすべて1店舗でそろいましたので送料千円くらいでした。
グラボRX570なので結構いい感じかと思います。メモリもちゃんと16GB積んでます。
SSDは楽天でWindows10のDSP版をかうと120GBがついてくる(抱き合わせ品:わりとまとも)のでそれを使います。
ケースだけは中古のほうが高いし魅力もないし送料も高いのでアマゾンで新品・定番のサーマルテイクH18を。H17のほうが安いが、H18のほうが前面メッシュなので風の通りが良い。
もう一声やるなら、CPUファンを付属のものからもうちょっといいものに変えたかったが、それは状況を見てかな。
以上、格安BTOのi3-9100fパソコンなんかよりもよほど高性能です。
これでなんと!おどろきの47,324円!
OS無ならさらに驚きの35,924円!!
※OS無の場合のSSD分2,980円は上記にちゃんと含まれています。
すごいコスパよいパーツ構成じゃないですか?
「Core i3-9100f」と「RX570」でゲームができるのか?
下記動画をご覧ください(配信者のスペック:i3-9100f+RX570-4GB+RAM16GB+B310/MB)。
十分でしょう!もうこれでいいじゃん。
これで満足できなければ、CPUとグラボをパワーアップさせましょう。
【新品構成】Core i3-9100f・格安ゲーミングPC自作
こちらはネットで手に入る新品構成です。
CPU | Intel Core-i3 9100F | 9414 |
マザボ | MSI H310M PRO-VDH PLUS M-ATX | 6152 |
メモリ | PATORIOT DDR4-2400 (PC4-19200) 8GBx2 | 6900 |
グラボ | 玄人志向 デュアルファン 4g GF-GTX1050Ti-E4GB/DF3 | 12200 |
SSD | シリコンパワー SSD 256GB A55シリーズ SP256GBSS3A55S25 | 3992 |
電源 | 玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS 400W ATX電源 KRPW-L5-400W/80+ | 2975 |
ケース | Thermaltake Versa H18(新品) | 3144 |
OS | DSP Windows 10 home 64Bit J + 2.5インチSSD120GB セット | 14380 |
59,157円 |
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特段この構成でも問題ないと思われるが、もっといえば、マザボをB360・B365・H370あたりにしたかった。グラボを1650あたりに変えたいところではある。最安値ゆえの最低限のしばりでのパーツ構成です。
【格安だけど理想構成】Core i3-9100f・格安ゲーミングPC自作
上記2つの見積もりを合わせた感じで、より環境の良いパーツ構成にしてみました。マザボもこれがあれば長く戦える。
CPU | Intel Core-i3 9100F(中古) | 8,750 |
マザボ | MSI Z390-A PRO ATX | 1,1642 |
メモリ | PATORIOT DDR4-2400 (PC4-19200) 8GBx2 | 6,900 |
グラボ | MSI Radeon RX 570 ARMOR 4G(中古) | 7,480 |
SSD | SSD180GB/M.2(SATA) | 2980 |
電源 | オウルテック 80PLUS BRONZE 500W RA-500B | 4,288 |
ケース | SAMA ミドルタワーPCケース JAX-03W | 3,983 |
OS | DSP Windows 10 home 64Bit J + 2.5インチSSD120GB セット | 14,380 |
58,575円 |
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i3-900fはせっかくのオーバークロック対応CPUなのでグラボもオーバークロック対応のZ390に、グラボは「MSI Radeon RX 570 ARMOR 4G(中古)」に、電源を新品の「オウルテック 80PLUS BRONZE 500W RA-500B」に、SATAだけどm.2のSSD180GBを。SSDは2つもいらんかもしれないが。(上記ゲーム配信者はSSDをWindowsに、1TBのHDDにゲームをいれてました。データ用にHDD入れてももいいかもしれない)
将来性を考えると、9世代i5かi7が安くなってきたころに載せ替えると長く使える1台になるかと思います。(PCをとりまく環境が激変したらわからんけど)
これでも十分安い。
【まとめ】Core i3-9100fで格安ゲーミングPC自作!
記事を書き始めて、思った以上の安さにびっくりしています。この記事執筆以後は値段も下がってくるだろうからもっと安く作れるのだろうなと思います。現状インテルはRyzenに負けているので巻き返しの変革を起こしてくるかもしれませんが、性能競争もそろそろ上限ぽく、動画のエンコードが早くなるくらいしかメリットないんじゃないかな?ゲームも制作の現場がグラボの進化に追いついてないと聞くし。
とりあえず、格安だけどしっかりしたPC自作のパーツ構成でした。
皆様のご参考になれば。