中古車業者オークションの評価点について

業者オークションとは、中古車屋さん同士の中古車取引市場(いちば)。開業とネットで車を売ったり買ったりできる場です。リアルなヤフオクやメルカリといった感じです。

メルカリやヤフオクと違うのは、出品された商品がひとつずつ会場の審査員によって評価されることです。審査員によって評価の甘さ厳しさはそれぞれですが、基本的に事故車や不具合車が見逃されることはありません。

その評価は点数であらわされます。

5点=(登録未使用車=新古車)
4.5点=(程度の良い中古車)
4点=(普通の程度の中古車)
3.5点=(やや難ありの中古車)
3点=(程度の悪い中古車)
2~1点=(水没車とか問題のある車)
R点=(修復歴あり車・いわゆる事故車)

以上のような感じですが、5点や4.5点ははっきりいって商売になる価格帯ではありません。街の中古車屋さんより高い場合もあります。 それでも仕入れられるのは本体価格無視で商売できる業界事情によるからでしょう。

どんな業界事情か?いわゆるぼったくりです。自社保証だとか、高利率ローン組ませたりとか、高額コーティングやらせたりとか、オプションもりもりで儲けるやり方です。すでについているマットやドアバイザーや装備などがなぜかオプション扱いだったりとかする場合もあります。

悪意なくぼったくっている場合も多いです。中古車ビジネスとはそういうものだと悪意なくボッタくるのが通常業務となっている会社とかそういう仕方で今までやってきた人とかです。大手が率先して悪事に手を染める業界ですから。

総額表示が義務化されてもボッタくりはなくなりません。なぜなら「お客さんが望んだオプションは総額表示に込めなくてよい」からです。つまり「お客さんが望んだ」ということにしてオプションを無理やりつけるのです。何時間も監禁して説得するのは大手が昔からやる手口です。

まぁ、なんにせよ、上記のような点数で僕ら町場の中古車屋が買うのが4とか3.5とか3とかの車です。大手やディーラーがめんどくさがって手放す程度の悪い車です。大手中古車店やディーラーはボロだとぼったくれないのでピカピカの中古車しか扱いません。程度の良くないボロはオークションに流します。

ぼくらはそういう車を仕入れて、きちんと手直しして、店頭に並べるわけです。多少なにかあろうが、手直しすれば長くきちんと乗れます。しかも安くね。

 

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