日産リーフがいよいよお披露目となりました。
テスラーキラーとして、さまざまに進化した新型日産リーフ。
フル充電からの航続距離は従来の2倍、なんと400kmに到達!急速充電速度もアップ!
400kmなら、だいたい名古屋とか仙台とか。
バッテリーサイズを変えずに容量アップ、バッテリーはなんと「8年160,000km」まで補償!
充電器は全国約28,500基もの設置となり、全国5500基以上の急速充電器が月額2000円で使いホーダイ!
電気自動車リーフもだいぶ安心して使えるようになりました。
新型リーフは馬力アップ!トルクアップ!
当然のことながら、新型リーフはモーターがパワーアップ。
110kW(150馬力)/320Nmとなり、一昔前のスポーツカー並みの速さを実現している様子。
さらには、構造・遮音材によって静粛性も抜群、もともと静粛性の高い電気自動車ですので高級車並み(というか高級車だけど)の室内快適性を実現とのこと。
新型リーフの自動運転!
すでに、セレナ・エクストレイルで導入しているプロパイロットをさらに進化させ、車庫入れ・縦列駐車など、車庫入れが自動!!
同業他社でも昨今当たり前になりつつある、車間距離キープ・車線キープなどにくわえ、車庫入れ自動化は、運転がうまくないかたにはかなり朗報なのではないだろうか。
ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフト、さらにパーキングブレーキまですべて自動制御。道路脇の縦列駐車も、ショッピングモールの並列駐車も、車庫入れなどさまざまな駐車スペースで、まるでクルマ自身に知能があるかのように作動。駐車の常識が変わります。
技術の日産の粋を集めた!と豪語する「新型リーフ」発表会の様子はこちらから!
新型リーフのニュースリリースを見ての雑感。
航続距離400km、月額2000円で充電し放題はすなおにすごいと思う。また安全装備や自動運転なども完璧!
走りもEVであることや馬力・トルクなどを考えてもなかなか良い走りを堪能できるのではないだろうか。
価格も315万~ということを考えれば、高い車ではあるものの、非現実的なものではない。
バッテリー8年16万キロ保証もあることを考えれば、お買い得であるとすらいえるかもしれない。
ネガティブポイントとしては、、、
怖いのはやはりバッテリーやシステム不具合関連。ホンダなどはフィットハイブリッドで相当苦労しリコールが半端なかった。100%EVのリーフでもどのような不具合があるかもしれず、初期ロットはやはり敬遠したくなるのが人情。
さらには、やはり充電のこわさと不便さ。
月額2000円払えば日産のディーラーを中心とした充電器が使い放題とはいえ、街中を見渡した時、充電器はまだまだ少ないイメージ。さらには、充電にはやはり時間がかかる。今回新型リーフで短縮されたとはいえ、40分で80%回復。ガソリンなら数分であるのに、電気自動車は40分も待たねばならない。
お買い物ついでの充電にはよいが、遠出しているときの充電はかなり苦痛かもしれない。さらには充電器設置個所は不定るものの、設置場所の充電器設置戸数は多いとはいえず、休日の高速PAなどではプラグインハイブリッド車などとの充電待ちが発生しているときもある。
正直なところ、まだまだ買うべきではないかも?過渡期?という感はある。
ただ、リーフをここまで磨き上げ、進化さえた「技術の日産」はすごいと思うし、経営危機からよくぞここまで立ち直ったと拍手を送りたい。
欧州がガソリン車廃止に向かう中、EVでも「日本車」がクルマ業界で輝いてほしい。その先兵にこの新型リーフがなればいいなと願うばかりである。