皆様、各種報道でご存知の通り、名車SR400、ついに生産終了です。
名車モンキーの生産終了に続き、バイク野郎どもには悲報が続きますね。
環境規制・安全規制強化のため、名車ラインナップがかなり消えることになります。
ドラッグスターシリーズ、セロー、WR250R/X、CB250F、CBR250R、VTR、VTR-F、VOX、BWS、マグザム、トリッカー、エイプ50、リトルカブ、ZOOMER、、、、
特に50ccは日本規格で輸出が難しいジャンルですので、国内バイク需要が激減している今、世界に売れないから新規開発も難しいと思われます。
庶民の脚であることは間違いないので、とくにと貝は必要ないかもしれませんが、地方ほど必須でもあるので、50ccは排ガス規制の外においてもいい気がするんですけどね。
なにわともあれ、我が国のバイク文化に大打撃というか、バイク好きには非常に残念な状態となりました。
なぜ、バイクが?
1.排ガス規制、車両への行き過ぎた安全対策
二輪の世界的環境基準である「ユーロ4」にあわせる形で、本年9月よりバイクの排ガス規制(CO排出)を従来の半分にしなくてはならなくなった。
さらには、車も同じですが、行き過ぎた安全対策が開発費を高騰させている。バイクは2018年よりABSも義務化される。
2020年にはさらなる排ガス規制強化が待ち受けている。
2.国内バイクの需要減退
国内バイク需要はピーク時のわずか10%まで落ち込み、少子高齢化の今、さらなる需要増は望めない、すなわち、バイクが売れないから排ガス対応の開発費もかけれない。
モンキー、エストレイヤ、などの名車が消えゆく中、ついにSRも生産終了に。
ただし、SRはさすがにヤマハも後継を考えているよう。
日本が誇る名車はなくしてほしくないものですね。
行き過ぎた規制に物申す
「規制」が増えれば増えるほど、お役所の仕事は増します。
つまり、「安全・環境」を隠れ蓑にした役所の既得権益ではないかとさえ思えます。
しかし、規制が増えれば増えるほど文化も破壊されてしまいます。
行き過ぎた安全規制は確実に車両価格を跳ね上げていますし、ひいては国民負担も増加させています。
また、旧車に対する税金値上げは、ともすれば自動車文化の破壊にもつながりかねません。
考えてみれば我が国は「クルマ」を軸に、敗戦の焼け野原から立ち上がったのではなかったか。アジアの奇跡を作り上げたのではなかったか。
規制規制で縛り上げて国益が増すのか。否、我が国を利するものは何もない。
バカな規制はやめて、真に国民のための政治を行ってほしいものです。
与党が規制を推進しているなら、野党がそこに国民の実需を背景とした反対ののろしを上げねばならぬはず。バカな政治家ばかりだから、学園シリーズにうつつを抜かし、馬鹿げた政争ばかりに熱中している。
我が国はモータリゼーションの国、世界に関たる自動車王国。自生気に向けて中国の台頭が予想される中、その地位を守るためにも、しっかりとした対応をしてもらいたいものです。