先日、レッジバンガードをふらついていましたら、懐かしいマンガの文庫サイズのものを発見しましたので衝動買いしてしまいました。
それが、上記の「藤子・F・不二雄少年SF短編集」でございます。
藤子先生曰くところのSFとは”少し不思議”だそうで、こちらの短編にも宇宙人やら未来やら出てきますがミステリーちっくな、世にも奇妙な物語的な感じの1話完結型の短編がたくさん収録されています。
たとえば、「未来ドロボウ」という作品では、「勉強を頑張るも父の失職によって未来を絶たれ絶望した少年が、ある時、あこがれの大邸宅に迷い込んでしまう。そこで、主である大富豪の老人と身体(人生)を交換。しかし老人の余命はわずか4か月だった!果たして少年の未来は。」とか。
そのほか、「ひとりぼっちの宇宙戦争」「ニューイヤー星調査行」「宇宙船製造法」などなど、物語としてとても面白いものが8話ほど収録されています。
タイトルだけでもおもしろそうでしょう?あのドラえもんの作者ですからね。面白くないわけがない。
>>ここで少しだけ立ち読みできるよ!
藤子・F・不二雄先生の短編はWikipediaによると112篇もあるようです。
しかしながら、長い年月をかけて発表されており、また出版社がそれぞれ異なる事情などがあり、短編集が結構乱立していてわかりづらいものがあります。
上記のご紹介本は、SFモノを中心に1巻で8話、2巻で9話の、合計17話が収録されています。
そのほか、現状で入手しやすいもの(本屋さんとかにあるもの)では、「異色短編集」というものが全4巻ありますが、こちらは少し怖いというかバイオレンスというか、大人向けな短編集となっておりなかなかブラックな藤子F不二夫ワールドが楽しめます。(9話+13話+12話+14話=合計48話)
SF短編集と異色短編集合わせて65話、やっと半分ですね。
そのほかにも短編集は出ているのですが、作品がかぶっていたり、昔のJPOPのベスト盤みたいな状態になっているのでたいへん。
文庫本での全篇読破は無理ぽい。
短編集がホント面白すぎるので全篇読破したいところですが、いちおうパーフェクト版なるものがありますが、こちらは現代差別語が置き換えられていたりしてややもすると改悪版な風もあるうえ、値段が高いです。(現在17500円)
あとは、藤子不二雄大全集なんてものもあります。こちらはドラえもんから短編集までまさに全部の大集合。けっこう万円かかってしまいますが、家宝にできそうな感じでもあります。
下記の画像は、なんと第三期のだけ。
全4期、総勢115巻!約46000ページ・約3500話に及ぶ藤子Fの漫画作品の網羅!!
すさまじいボリュームです。
さらに、これ日本だけじゃなくアジア諸国でも売られてて、もちろん大人気なんだとか。歴史的名著になるよね。現在絶版ですので、アマゾンで値段見たら1期あたり中古でだいたい6万円ほど、全部揃えたら二十数万円になりそうです。
ちなみに、ドラえもんって当初はF先生の長年のスランプの末生み出されるも、当初は人気もなく、ゴリ押しアニメ化も人気出ず早々に打ち切られたそうですよ。あとから人気が出てきて不動の国民的ってか世界的アニメになったようです。なんだかガンダムの創世記に似てますね。
短編集、隠れた?日本漫画の名作なので、機会があったらぜひご覧ください。おもしろいよ!
以上、ご報告いたします。