パソコンを光らせる「LED・PCライティング」注意点/失敗例など

パソコンをLEDでピカピカ光らせるのが流行っています。

最近、自作パソコン界隈では光らせるLEDライティングがやたら流行ってますが、ちょっと注意点というか知りたいことがなかなかネットにまとまってなかったりしたのでまとめました。

パソコンのLEDライティングは流行ってるというよりは、軽いライティングもはや定番と言ってもいいでしょう。だってマザーボードが標準で光るものも結構あるんだもん。

主に光らせるものは、後ろや上や前につけるファンやCPUクーラーですが、メモリやグラボなども光るものがあったり、LEDテープと言って、テープ状のLEDでケース枠などを光らせるのもあります。

 

そんなPCライティングですが、注意点があります。ネットになかなかまとまった情報がないのでお困りの方のためにシェアしておきたいと思います。

LEDライティングのやり方は簡単

LED付きファンがライティングの基本かと思います。そのファンをマザーボードについているRGB(4ピンのコネクタ)もしくはARGB(3ピンのコネクタ)につなぐだけ。

古いマザボだと端子がついてないものもあるんですが、最近のマザボではついてるものが多いです。RGBかARGBの端子は1個か2個しかついていないことが多いので、そういう場合は、タコ足やLEDコントローラー(ファン複数個ついてるものに付属している場合が多い)などを使って(経由して)複数個のファンをマザボに接続します。

例えば、下記の商品はファンが5つセットですが、コントローラーがハブの役目を果たし複数個つなぐことができます。

LEDファンを複数個つなぐ

上記のように、ファン→コントローラー→マザボのようにつなぎます。

複数個を使う場合、あるいはマザボに直接たくさんのファンをつなぐ場合は、下記のようなタコ足を使うこともできます。

タコ足で刺す場合、上記のように補助電源がない単なる分岐では、たくさん刺すと電源不足になってしまいます。なのでタコ足じゃなくてコントローラーで制御するほうが安定はします。

RGBとARGBの2種類あるから注意!互換性はなく変換も無意味!

上記で軽く触れましたが、LED製品つなぐ端子には、RGB(4ピンのコネクタ)もしくはARGB(アドレッサブルRGB)(3ピンのコネクタ)の2種類あります(5ピンとかもあるけど、大体がこの2つ)。

この2つには互換性がありません。

RGB3ピンは5V、ARGB4ピンは12V。3ピンと4ピンなので挿入口は違いますが形状は下記のように同じなので、3ピンオスは4ピンメスにさせてしまうので注意が必要です(もちろん壊れます)。

RGBは複数個つなげた場合基本的に全部連動そして基本単色(虹色とかムリ)、ARGBはひとつづずつ色が変えられたり制御できたりする。今後はARGBが主流になっていくと思われ。

これら2つの変換ケーブルはないと思っていいでしょう(コンバーターがある:後述)。

RGBはON/OFFだけの伝達に対し、ARGBはアドレッサブルRGBと言って命令を伝達制御できるのです。なので根本的に両者は相いれないものなのでしょう。

筆者の失敗談

RGBの製品がまだ多いと思います。筆者はASUSのマザボを買って、ASUSのAurasyncというソフトでPCからライトをコントロールしたかったのですが、そのためにハマってしまいました。筆者のマザボは4ピンのRGB。それを確認せずに安い複数個セットのARGBライトを買ってしまいました。

当然、マザボにつかない=PCから操作できない。不幸中の幸いなことにコントローラー付きでPCにつながなくてもリモコンから操作できたので良かったのですが、RGBとARGBという存在をそこで初めて知りました。

ネットを検索していると「Aurasyncが連動しない、つかない」なんて推奨キーワードを目にしますが、Asusマザーボードの4ピン配列と、製品のほうの4ピン配列が違う場合があります。Asusマザボは[VGRB]ですが、ほかの製品が[VBRG]とかである場合、そのままではつながりません。(Aurasyncからピン配列操作できたりしますが)

いろいろとめんどくさいです。

いまRyzenのマザボを見ているのですが、B450M系列だと、ASRockのPro4かSteellegendがRGBとARGBの両方端子がついています。ほかのB450系列はどうやらRGBが多い様子。ファンはじめ、LEDで光るものはいまやARGBが多いのにねぇ。ちなみに、マザボの使用にはRGBヘッダーなどとしか書かれておらず、それがほんとにRGBなのかもしくはARGBなのかは目視で判断するか問い合わせるしかありません。

RGBは4ピンで単色・全体連動、ARGBは3ピンでカラバリ多く個別指示OK、です。それぞれマザボから生えてる端子による。完全変換できるケーブルはない。そういうふうに覚えておきましょう。

そもそもRGB端子がない、端子あるけどRGBでARGBはつなげない、という場合はどうするか

RGB端子のパソコンにARGをつなぐコンバーターなどは存在しますが、挙動怪しく、製品自体出ては消えみたいな感じなのでお勧めできません。意味がないので。

なぜコンバーターは意味がないのか。

たとえば、ARGBのファンセットだとコントローラーとリモコン付きのものがけっこうあります。一番上の製品のように、コントローラーを使ってマザボのARGB端子につなぐわけですが、リモコンセットの場合、ARGB端子はわざわざマザボにつながなくてもリモコンで操作できます。パソコン側でライトを操作したいひとだけつなぐ感じ。(電源だけはつなぐ必要あり)

わざわざコンバーター買ってやるよりそっちのほうが安価かつ楽。リモコン操作のほうがラクだし手軽だし。

RGB端子がない、あるいはRGB端子しかないパソコンでライティングしたい場合、リモコン付きファンセットを買いましょう。

 

RGBとARGBの区別、互換性、コンバーター、それぞれの区別がむつかしく、さらには価格コムなどは質問すると昔の2CHのようにググレカスみたいな言い方する人多いので、初心者はつらくなります。ベテランぶったアホが初心者に偉ぶって新規参入を阻んでるのは見てて反吐が出ます。

というわけで、上記書いてみました。ご参考になれば。

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