【カーシェアリング】高速バスとセットで地域活性化を目指す?

カーシェアリング大作戦

高速バスとカーシェアを組み合わせて地域活性化を目指す事業国交省が始めるとの報道が出ています。

具体的には高速バスの近くにカーシェアリング貸し出し拠点を設けて、バスを降りたらすぐにカーシェアで移動できるようにする、とのこと。

>>Yahoo!ニュース「カーシェアは高速バス停で…下車後の移動手段に」(ソース元:読売新聞)

車を共同利用するカーシェアリングと、高速道路を走る長距離路線バスを組み合わせ、地域の活性化につなげる事業を国土交通省が今年度にも始める。

高速道のバス停の近くに車の貸し出し拠点を設け、バスの下車後にカーシェアを移動手段に使えるようにする。

国交省によると、全国の高速道路のバス停は436か所(今年1月時点)で、市街地や駅から離れた場所が多い。一方、地域住民がマイカーを止められるように、半数近いバス停には近くに駐車場がある。

国交省は、数か所のバス停を対象に、近くの駐車場を確保し、カーシェア運営会社向けに車の貸し出し拠点として使ってもらう。現在は不便なバス停ほど、カーシェアの要望は多いとみられる。実績を分析しながら対象を拡大する方針だ。

・カーシェアリングの市場規模など

カーシェアリングの市場規模は、矢野総研調べで2014年の段階で154億円(前年比45.3%増)とのこと。2020年の市場規模予想は295億円と予想されている。
なお、レンタカー市場は2014年6350億(前年比+4.1%)、2020年予想は6700億円。

カーシェアリング比較サイトの「カーシェアリング比較360°」によると、カーシェアリング主要8社の2015年の会員は70万人に、ステーション数は10,000か所を突破しており、車両台数は2016年には20,000台を超えると予想されている。

 

・カーシェアリングの利便性

実際に、車を単なる移動手段ととらえるならば、カーシェアはとても安価で便利です。

車のように多額の維持費や面倒な車検や整備も必要ないし、レンタカーのような手続きの煩雑さもないです。

>>参考リンク: タイムズカープラス(カーシェア)でインプレッサを借りてみた!

とくにカーシェアリングの利便性が発揮されるのが「旅先での利用」です。

ネットで予約して、いつでも・どこでも、借りられるので、高速バスや新幹線や飛行機で現地まで行って、現地で借りてそのまま利用すればいいだけ。知らない土地での電車やバスの乗り換えに苦労することもないです。

出張族においても、出張での訪問先が公共交通機関では行きにくい場所のときはすごく便利。

あんまりベタボメするのもアレですが、利用用途によってはたいへん重宝します。

さらには、最近はタイムズなんかはガンガンステーション立ててるので地方県庁所在地をはじめ利便性が高まっています。

 

・高速バスとの組み合わせ事業の成否

通用、カーシェアの場合は駐車場業者がやっていて、駐車場内に1台か2台しかカーシェア用車両はおいてないため、場所によっては奪い合いの様相も呈しています。
高速バスの乗員数は多いですから、そのうちの何%が借りるかわかりませんが、結構な台数を置いておく必要があるでしょう。

ただし、どのような有名な観光地でも、所詮は土日頼みですから、平日ほぼ借りられない分とあわせて収支が合うかが問題ですね。

せっかくのシェアリングエコノミーなのですから、乗り合いカーシェアなどして、知らない人同士で楽しむのもオツかもしれません。

 

高まるカーシェアニーズ、そして自動運転、車産業はどうすすんでいくんでしょうか。
なんだか、馬力やトルクや性能の進化から一足飛びにクルマの未来も変化しそうですね。

 

 

 

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