欧州の脱ディーゼルとEV推進のすき間で独り勝ちのプリウス
ディーゼルディーゼル言ってた欧州の方向転換により、欧州自動車メーカーはEV移行を急いでいます。が、現在最も進んでいると思われるリーフでさえ、まだまだ長距離には不安がつきまといます。ガソリン車に完全代替するにはEV化はまだまだ道のりは長そうです。
そんななか、ハイブリッド車があらためて見直され、トヨタの独り勝ちの様相が出てきました。
ハイブリッド車は今や各メーカー多岐にわたりますが、ハイブリッド車の代名詞といえばやはり「プリウス」を置いてほかにないでしょう。世界初の量産ハイブリッド車。ガンダムでいえばザク。どちらも名機に違いありません。
個人的なことを言えば「ダサッ!」ってずっと思ってましたが、姿かたちがどうであろうと歴史に残る名車なことには変わりありません。
最近では、プリウスに乗った老人がアクセルとブレーキを踏み間違えて突っ込む事件が多発したため、プリウスミサイル(ロケット)などという言葉がネットで生まれ広まりました。それが残念ですね。
さて、名車プリウスを振り返りたいと思います。まずは姿かたちの変化から。
プリウス・コンセプト1995
1995年11月、第31回東京モーターショーにて参考出品車として展示
初代プリウス NHW10/11型(1997年 – 2003年)
世界初の量産型HV車!CMはドラえもんのイメージだったのですが鉄腕アトムでした。「21世紀に間に合いました」のキャッチコピーが印象的でした。燃費:28.0km/L
2代目プリウス NHW20型(2003年 – 2011年)
セダンからハッチバックへ変更。初代よりやや大型化。大ヒット車となる。燃費:35.5km/L
3代目プリウス ZVW30型(2009年 – 2015年)
エンジンが1.5Lから1.8Lに。ソーラーパネルで発電。エコカー減税などの恩恵もあり2代目同様ヒットする。燃費:38.0km/L
4代目プリウス ZVW50型(2015年 – )
トヨタ渾身のプラットフォーム「TNGA」採用1号車。乗り心地性能大幅アップ。燃費:40.8km/L
4代目50系プリウスは先代・先々代と比べて苦戦。走行性能・快適性・燃費が大きく向上したのに対し、エクステリア(外観)が当初より大不評。
いままでおとなしめのデザインを一気にかっこよくしてしまったが、あまりに先鋭的過ぎて、多くの普通の人にはウケが悪かった。
トヨタサイドとしてはそれを否定、かっこいいと言い張っていたが、やっぱりマイナーチェンジではよりおとなしいマスクに変更された。そしてそれがウケて売れている。
プリウスはもはや大衆車。先鋭的すぎるデザインは好まれない。普通の車よりちょっとかっこいいだったりちょっとかわいい程度が一番良いポジションではなかろうか。
とがったのはGRとかで十分。GRのプリウスラインナップは「grs prius phv」と「grs prius alpha」がありますね。
プリウスのより詳しい歴史
を知りたい方は、トヨタ公式の「プリウス20周年記念サイト」をご覧ください。
|