映画「マネーショート」がおもしろかったので、ご紹介するぞ!
アカデミー賞(脚色賞)受賞作品とのこと。
ブラピの出演・製作作品だよ!
アメリカの住宅バブル・サブプライムローンがはじけると気がついた投資家がいた
物語はサブプライムバブルに踊る20XX年のアメリカ。
住宅が売れに売れ、猫も杓子も住宅ローンでいえ買いまくり。そして買った家が値上がりするもんでみんなウハウハ!場末のストリッパーでさえも家何件も買って資産運用してる。猫も杓子もそんな状態。
そんななか、ひとりの投資家が気づくわけです。マイケルさん。
「あれ?これバブルじゃない?なんかおかしいよ?もうじき、はじけるよ?」って。
で、バブルがはじけるんだったら “はじけるほうに賭けよう” と思いつく。
どうやって ”はじけるほうに賭ける” のか。
ちょっと専門的ですが、CDSという金融商品があります。わかりやすく言えば保険みたいなもんです。
対象となる商品が値下がりしたらお金(いわば保険金)がもらえる、という商品。もちろん毎月の掛け金が必要です。
このCDSを自分に売ってくれないかとマイケルさんが投資銀行に頼みに行くわけです。
いわば、サブプライムに保険かけたみたいなもん。だからサブプライムが破綻したら勝ちってわけ。(具体的にはMBS:不動産担保証券にたいしてのCDSみたい)
このCDSという商品を売る側は毎月掛け金がもらえます、でも対象商品が値下がりしたらお金を払わねばなりません。どちらも大きなお金です。ただし、投資銀行側は住宅バブルがはじけるなんて思ってもいないから、したり顔で契約するわけです。毎月もらえる掛け金もかなりデカイだったんで。
契約がまとまって、マイケルが部屋を出てから「馬鹿じゃないかあいつは!こりゃうまい商売だ!カモがネギをしょって鍋もって来たぜオイwww」みたいな感じで大爆笑。
そんな感じでマネーショートの物語が進んでいきます。
ま、我々は未来を知っていますし、映画の趣旨的に主人公たちが勝つというのもわかっていますが、その過程でいろいろ波乱万丈あり、また世界を震撼させたサブプライム・リーマンショックの内実を「わかりやすく」視聴者にとどけてくれる、たいへん面白い映画です。
ドキュメンタリーでもドラマでもなくて、どちらかといえばコメディかと思います。
専門用語が出てくるのでちょっと、わかりにく感じはありますが、まぁ、そこはテキトーに聞き流してもOKかもしれません。
とにかく「サブプライムがはじける側に賭けた」ということだけ理解して、あとはあまり細部を気にせずに見たほうが楽しいでしょう。
事前知識のご紹介のサイトもググれば多々ありますけど、門外漢な我々は読んでも頭こんがらがるだけです。映画は楽しむもんなので、肌感覚で他のしみゃいいんだよ。ポップコーンとともに。