昨年2015年の輸入車登録台数(販売台数)が日本自動車輸入組合より発表されました。輸入車は前年比+0.1%(282,079台)と小幅ながら増加しています。
やっぱり、やらかしたVW(フォルクスワーゲン)が19.4%の2ケタ減で敗退。メルセデス・ベンツがなんと1999年以来16ぶりに首位となっています。メルセデス事態の伸びが大きなわけではないので、VWが陥落したという形です。
BMWは単独では47,158台で3位に付けていますがMINIを含めると68,798台でトップになります。
以下、登録台数順位。
ベンツ・VW・BMWのドイツ車3強でシェアは約6割となります。
VWのシェアは22.26から17.91と大幅減となっています。実際の販売がかんばしくない様子は各所で耳にするとおりですし、意外に少ないなという感じもしなくもありません。
さて、外車がもっとも売れた県はと言いますと以下の通りです。
販売台数では東京が圧倒的ですね。
トップ10には一都三県がはいっていますが、神奈川がとびぬけており埼玉千葉の合計と同等になっているほどというのがおもしろいところです。大都市ヨコハマを抱え、基地もあり、外国人も多く住まう所以でしょうか。
そういえば、神奈川は人口では大阪を抜いているそうです。
輸入車もいまやめずらしい存在ではなくなり、国内新車の価格が昔に比べて高くなった相対的な感覚からか、もはや高嶺の花でもなくなりました。
「外車は壊れる」神話もいまやむかし、品質はずいぶん良くなっていますし、相変わらずディーラー修理はたかいけど、街の修理工場でも嫌がられることもなくなり安価に修理もできるようになっています。また、パーツなどもネットで安く手に入る時代にもなりました。
若者の車離れ、少子高齢化に伴うド車を楽しむ客層減少が進む昨今ではありますが、いろんな車種が楽しめる世の中で自動車文化が盛り上がるとよいですね。
統計情報は以下をご参照ください。