2017
10.28
東京モーターショー2017レポート

東京モーターショー2017・行ってきたレポート(その1)

イベント, 自動車

今年もやってきました東京モーターショー2017
お台場のビックサイトで開催ですが一足先に行ってまいりましたのでレポートいたします。

 >>各ブースのレポートはこちら

 

各ブースのご紹介の前に、まずは東京モーターショー2017の雑感をお話しておきたい!

皆様ご存知の通り、世界中、と言っても主に先進国での話ですが、「若者車離れ」と「少子高齢化」の進行でクルマの存在感が昔ほどではなくなってきています。

昔と違って、娯楽の幅も広くなり、ゲームも音楽も情報もスマホで事足りるようになった世の中では、昔とちがって「クルマ」へ割かれる興味の割合が激減しているのも一因です。
また、世界中で広がる格差社会と車の高性能化で昔のようにクルマがお手軽ではなくなってきたこともあるかもしれません。

世界のマーケットは第二次大戦後、長らく米国が主要マーケットでしたが、いまやその座は中国に移り変わりつつあり、世界中のモーターショーでも出展取りやめや縮小などの話もよく耳にするようになりました。

そんな中でも、伝統ある東京モーターショーでは、自動車王国ニッポンを象徴するかの如く、今年も華やかさは健在でした。まだ、ね。

今回の東京モーターショー2017で目立ったものは?

コンセプトカーや、販売中の車種などの定番のほか、今年目立ったのは「VR(ヴァーチャルリアリティ・仮想現実)」でした。
自動車メーカー以外の部品メーカーの出展ではその多くのところにVR端末(ゴーグル)が置かれ、仮想現実でいろいろ体験できるようになっていました。

各社ブースのほか、「TOKYO CONNECTED LAB 2017」と題した特別展ではまさにゴーグルをつけたり、つけなかったりで仮想現実が楽しめる体験コーナーがあり、まさに度肝を抜かれました!これは行ったら絶対経験すべき!(人が多く予約が取れないので即ダッシュで行くべし!)

バーチャルリアリティー体験



各社ブースではVRで自社商品をアピールしながら来るべき自動車社会を見せる、みたいな使い方で、多くの人がVRを楽しもうと行列が出来ていました。

今年はもう、VRだらけ、と言っても過言ではありません。
(すごいなVR!プレイステーションVR買う決意しました。)

 

そのVRで見せるクルマの未来とは?社会の未来とは?

「電気自動車、AI、シェア」これが今回のモーターショーのキーワードです。

電気自動車は、欧州が2030年をめどにガソリン・ディーゼル車を禁じるという流れが今年出てきました。これはいろんな政治的思惑もあり、「ホラ」の感じが多分にありますが、欧州初のこの流れに乗っかってきた中国はやや本気です。かの国は皆さんご存知の深刻なる大気汚染があるから。

いまや世界最大の自動車マーケットとなりつつある中国がそれなもんですから、自動車各社もこれに呼応するかのようにEV化をすすめていますし、今回の東京モーターショーでもEV系の出展も少なくありませんでした。

EVでは、ニッサンリーフが先頭を走りながら、ベンツ・BMなども後を必死に追っています。また、自動運転ではアウディが世界で初めて自動運転車A8を発表後に、ほぼ自動運転の新型リーフがリリースされるなど、自動運転もEVとセットで事が進んでいます。しかも急速に。

AIはIT業界でも一つのトレンドとなっており、今後あらゆる分野でAIがことを進めていく社会になるに違いありません。クルマもAIが勝手に判断し、もはや乗り手が必要ない「自動運転社会」が到来するのも遠い未来の話ではありません。

また、もう一つの「シェア」という部分では、日本ではあまりシェアの文化がないですが、欧米先進国では急速にシェアの概念が広がっており、社会全体が「所有から利用へ」という流れに確実になってきています。

日本でもカーシェアが都心を中心に根付いてきています。

考えてみれば、AIが発達し、自動運転が実現すればそもそも車を所有する意味がありません。スマホで呼べば来る、降りれば勝手に帰って行くか新たな乗り手を求めてどこかへ行く、という風になるでしょう。

クルマを単なる移動手段と考えた場合、所有する意味はなくなり、使いたい時だけ数百円で使うという、ほぼすべてタクシーのようになるのではないでしょうか。タクシーと違うのは人間を相手にしなくてよく、人件費がかからない分、安いコストで利用できるようになるでしょうし。

クルマをカスタマイズしたり、高級車でステータスを外に見せたい人のみが「所有」ということになるのでしょうが、それとていずれは便利でローコストな社会に溶け込んでいくのではないでしょうか。

欧州を中心にカーシェアを展開しているBMWは、カーシェアを利用した顧客の実に38%が自家用車を手放したと発表しています。

AI・EV・シェアの未来で個人が車を所有しなくなった時代になれば、自動車メーカーはもはやカーシェア会社になるのではないでしょうか。そんな気がする。

今回のモーターショーではそんなことを感じました。

 

クルマ好きの我々としてはちょっと寂しい未来かもしれませんが、多くの「移動手段」として必要な人にとってはそれが一番いい未来かもしれません。AI制御すれば渋滞も事故もかなり解消されることでしょうし、先日来話題の煽り煽られの事件などもなくなりそうです。

ま、先のことなんてだれにもわかりませんが。

 



 

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